大阪散歩（１） 日中韓三国善隣交流を願う

こんばんは　しばらくご無沙汰をしていました。
今回は私のブログの投稿欄から文章をコピーしました。少し長い小論文になりましたがお付き合いください。

いよいよ押し詰まってまいりました。今年の一年が間もなく終わります。
私はクリスマスからの年末寒波襲来に震えて、じっと “ねぐら” に閉じ籠ったままです。

炬燵に潜りながら　皆様より自虐的史観だとお叱りを受けそうですが、一文を起こしました。一読ご批判を願います。
今年は多難な一年でした。特に隣国である韓国と中国との軋轢が気になりながら年を越すことになります。

たまたま　今年は古事記の編纂1300年に当たりました。太安万侶が稗田阿礼の語り口から弥生時代の日本各地の神話を編纂して、時の女帝 元明天皇に上奏された我国初の古典歴史書です。

古事記・日本書紀から皇国史観の思想が江戸時代に確立。明治の廃仏棄釈の後、国家神教として靖国神社が設立されました。

靖国神社には戦時中　祖国のために戦場で散った幾百万の英霊の御霊が祭られています。
正月や終戦記念日には総理大臣や日本の指導的な人々がシルク ハット　モーニングなどの礼装で集団参拝する光景がテレビで海外のメディアにも報道されます。

天孫降臨・大和の国の創世記・神武天皇の東征・大国主命等の物語は神話の世界です。
伊勢神宮や出雲大社の神官たちの白い衣冠 装束 束帯の行列が古代の祝詞をあげています。
外国人の目には日本の神秘的な行事として映っています。日本人である私には皇紀2600年に始まる、古事記は単に面白い太古の時代の神話です。

韓国や中国の皆さんが見ればオカルト的な光景として不気味な感を覚えるのではないでしょうか。
これは戦前、日本帝国の八紘一宇理論がアジア各国に武力を背景にして皇居遥拝を強制させた歴史的現象として記憶されています。

韓国や中国の人々は日本民族の文化風習を大東亜共栄圏として押し付けられ、靖国神社の光景は戦時中の悪夢を呼び起されるのではないでしょうか。
中国や韓国の人たちの生活慣習から馴染めない、非日常的な文化である靖国神社や伊勢神宮の神官の装束には　そこから強い反日感情や嫌日感情が噴出します。

朝鮮の儒教思想や支那の中華思想を基にして、日常生活を営んでいた人々に、異質の文化を強制すると深層心理に拒否反応が生じさせます。

近代のヨーロッパでは30年戦争・ハブスブルグ家の隆盛・フランス大革命・第1次世界戦争そして、第2次世界大戦でようやく民族間の対立が小さくなり、何百年という長い年月を得てヨーロッパ各国はＥＣ国家群としてお互いの怨念や恨みを消去しました

中国・韓国・日本も歴史上から元寇・和寇　秀吉の侵略と和人蔑視がありました。そして明治からの大東亜共栄圏をかざした日本の野蛮な戦略。それに対し朝鮮民族の恨と支那の中華思想による抗争・対立が勃発させていました。

でも　日中韓三国の文化の源は2000年以上の昔から人種的なＤＮＡや中国大陸で生まれた漢字により共通の思想が伝承されてきました。

現在は戦争という戦略で互いの文明を破壊し合う破局的な時代ではありません。お互いの思想を共有するヨーロッパのＥＣ的な共存の時代です。
“和と知の時代”です。お互いの国民感情を進化させれば尖閣も竹島も、漁業権や大陸棚もお互いが共有して国際管理する方向での道はないでしょうか。

第2次大戦後70年。日本は平和憲法で外国を侵略しない国家に変貌しました。中国や韓国の皆さん方の反日感情の原点もボチボチ歴史の中に風化させる時期に来ているんではないでしょうか。
ただし　ドイツのナチによる暴虐と同じように、日本の行為も歴史認識として教科書に残こさねばなりません。

最後に　今日の国の繁栄に力を尽くして頂き、戦塵に散った御先祖様にぬかずける場所は必要です。
靖国神社のような軍国主義を標ぼうしている特定の宗教団体ではなく、静かに心がくつろげる空間です。
天皇陛下や国民、全世界の人々が訪問出来る国立墓地です。

山道を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草枕　　漱　石

デジブックです。梅田から御堂筋を歩いて天満橋までのカメラ散歩です。
長文のブログすみません。　有難う御座います。
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